EQコンピテンシーの一つに「ノーブルゴールの追求」があります。
今回は、この「ノーブルゴールの追求」と人生の目標の見つけ方についてお伝えしたいと思います。
ノーブルゴールとは、直訳すると「崇高な目標」となりますが、「生き様」や「人生の目標」と言い換えられます。
つまり、「ノーブルゴールの追求」は、人生の目標を追い求めるという意味です。
私たちの人生はどこに向かって進んでいるのか？そのゴールは果てしなく先のようにも感じますが、人は何もしなくても時間は過ぎ、刻一刻と年老いていきます。過ぎた時間は巻き戻すことができません。であるならば自分が目指すゴールを描き、追い求めることで時間がただ過ぎてしまうのではなく、自分が心から望む人生を歩めるのてはないでしょうか。
みんさんは、人生の目標がありますか？人生として進む道は見えているでしょうか？人生の目標は定まっているでしょうか？
私は、初めてこのことを問われたとき、「言われてみれば、自分の人生の終着はどこだろうか？」「自分の人生という道はどこに向かっていて、何のために旅を続けているのだろうか？」と深く考えたことがないことに気付かされました。
それ以来、「自分にとっての生き様は？」「人生の終着は？」「どこに向かって人生という道のり歩んでいるのか？」といったことを自分に問うようになりました。
ところが、ある日新たな疑問を抱えることになりました。人生の目標が毎年のように変わってしまうのです。
ある日、私のEQの師匠で世界最大EQグローバルネットワークSix seconds（米国NPO）のCEOであるジョシュア・フリードマンと対話する機会がありました。
私は「ノーブルゴールが考える度に変わってしまい定まらないのですが、ノーブルゴールを考える良い方法が知りたい」と尋ねました。
これに対してジュシュは、ひとこと「分からない」と答え、しばらくして「私やアナベル（Six seconds 創設者のひとり）も毎年のように変わっている。アナベルは70才になる頃にやっと定まったと言っている。ノーブルゴールとはそういうものなのかもしれない」と教えてくれました。
このとき私は、理屈抜きに納得感を感じ、すーっと気持ちが楽にたったことを今でもはっきり覚えています。
そして、現在では私なりに「ノーブルゴールの追求とは、若いうちはノーブルゴールを探し求めること」なのかもしれないと考えるようになっています。
ノーブルゴールを探し求めるようになってから、それまでは会社員としてのゴールを考えていたのですが、広く日本社会や世界に目が向くようになり、会社員以外のキャリアやライフスタイルを知るようになりました。
多種多様な人脈も広がり、有益なコミュニティに複数所属することに繋がりました。
現在私は、ご縁に恵まれ
シックスセカンズ日本オフィス フェロー
一般社団法人 感情活用研究会 理事
一般社団法人 日本SEL推進協会 理事
株式会社 THdesign 代表取締役
など複数の顔を持ち多様なキャリアとライフスタイルを実践しています。
現在でもノーブルゴールは、浮かんでは消え変化したりを繰り返していますが、探し求めることで、自分の世界観を広げることができ日々迷いなく歩むことができています。
EQを高めることで、自分らしいキャリアデザインやライフスタイルの創造ができるようになります。ぜひ、みんさんもEQを知り高めてみてください。
