【2021】EQアセスメントとは?自分の感情のクセを知ろう

EQアセスメントとは コラム

EQアセスメントは、EQを測定するためのツールです。用意された質問に回答することで、自分の感情のくせや強み・弱みを知り、コミュニケーションの改善に役立てることができます。

近年、企業でもEQアセスメントが取り入れられ、業務をより効率的に行えるよう、適切な人事配置に役立てられるようになりました。今回は、EQアセスメントについて詳しく解説していきます。

EQアセスメントとは

EQアセスメントとはEQとは、感情をコントロールし、人間関係に生かす、「心の知能指数」と呼ばれる能力です。EQが高い人は周囲の人間の立場に立って物事を考えるため、組織内でのコミュニケーションを円滑に行うことができます。

感情のマネジメント能力は、組織を活性化し実績へとつなげる意味でも、今社会で最も必要とされている能力と言っても良いでしょう。

しかし、実際に自分のEQが実際にどの程度であるかはわからず、自分自身で感情の傾向までは客観的に捉えられません。このEQを測定するには、「EQアセスメント」と呼ばれるツールを利用し、診断するのが一般的です。

EQアセスメントで、自分のEQを客観的に評価する

EQアセスメントは、「EQテスト」とも呼ばれており、自分のEQの素養を知るために活用します。問題文を読んで思った回答を選択するものや、直感的に感じたことを選択して回答する方式がほとんどです。

組織をマネジメントする立場の人やチームのリーダーにとって、EQの高さは欠かせないものとなりつつあります。インターネット上にも、簡単にできる無料のEQアセスメントが多数紹介されているため、ご自身のEQに興味のある方はぜひお試しいただくと良いでしょう。

自分の感情のくせを知る

EQアセスメントでは、多くの質問に対する回答から、自分自身の行動の傾向を知ることができます。自己コントロールができるタイプか、ストレス耐性や自己主張の度合いはどうか、相手への思いやり、受容性などの傾向など、多くの質問の中から判定します。

EQアセスメントを受ける際には、質問に対して自分を良く見せようとせず、思ったままを回答することが大切です。

EQアセスメントの結果は、その人の良い悪いを判断するものではありません。自分の持つ感覚や周りの人との間隔の差を解消したり、自分の感情をコントロールしたりするためのヒントとして活用しましょう。

EQアセスメントは企業の採用・配置転換にも活用されている

EQアセスメントは、現在では企業の採用や人事配置でも活用されています。IQのように、個人の能力を測るという意味合いではなく、その人がどのような性格や強み、弱みを持っている人材で、どのような部署に適するかを測る目的で使われることが多いようです。

そのためには、職業ごとに重きを置くEQの素養が明確になっている必要があります。その人の特徴を見極め、適する職場に振り分けられるように、十分に社内の状況を把握しておきましょう。

また、EQアセスメントの活用により、個人や組織のコミュニケーション改善のための目標を立て、実践することも可能です。

EQアセスメントで評価が高い人の特徴・共通点

EQアセスメントで評価が高い人の特徴・共通点EQとは能力の優劣を示すものではありません。感情をコントロールできることだけが、仕事上での人間のできる・できないを決めるものではないからです。

しかし、EQアセスメントを行った結果、「思ったよりも自分は感情的だった」「周りの目を気にするタイプだった」「自己評価が低いタイプだった」など、それぞれに感想を持つことになるでしょう。

感情のコントロールが上手なEQの高い人とは、どのような人のことを指すのでしょうか?

変化を受け入れる柔軟性をもっている

EQが高い人は、何に関しても変化を恐れることがありません。なぜなら、この世の中に変わらないものなど一つもないからです。変化を受け入れ、柔軟に対処しようとします。

また、自分の考えが正しいとも考えていません。他者の意見を柔軟に受け入れ、目的達成のための道筋を探ることができます。変化することを恐れる人は、失敗も同様に恐れるものです。そのためチャレンジをためらい、せっかくの自分自身の成長の機会を失ってしまいます。

完璧を目指さない

完璧なことなど、この世の中にはありません。だからこそ、持てる力は存分に発揮しながらも、すべてが完璧になるまで物事にとらわれ続けるのではなく、新たなチャレンジをすべく次のステージへと歩みを進めます。

もしも途中で間違いに気づいたときには引き返せば良いですし、必要ならば誤った部分に対して素直に謝罪し、またやり直せば良いだけのことです。

このように、一つのことにとらわれず、プライベートの時間には引きずられることなく切り離して生活することができます。おのずとプライベートは充実し、仕事への活力もわいてくる理想的なサイクルを作り出せるのです。

自分を良く知っている

EQの高い人は、自分が得意なことや不得意なこと、強みと弱み、感情の起こり方や収まり方などついてよく知っています。

怒りの感情が湧いてきそうなときには、言葉を発する前に10秒間じっと黙ってみる、否定されて感情的になりそうなときには、助言をくれた相手への感謝の気持ちを持つなど、自分自身の機嫌を取り、流されません。

また、自分の不得意なことや、過去の失敗についてくよくよと考える時間をもったいないと感じることもEQの高い人の特徴です。前向きではないただの後悔に時間を費やすことは、まったく無意味なことなのですから。

高い集中力を持っている

やらなければならないことに対して高い集中力を発揮することも、EQの高い人の特徴です。

作業中に話しかけられたり、ふと余計なことを思い出したりしても、後で考えればいいことは後回しにし、集中を切らすことがありません。自分から集中できる空間を作り出し、やるべきことが終わるまで向き合えます。

その理由は、EQの高い人は仕事を「やらされている」のではなく「自分からやる」からです。他人の評価や与えられる報酬に気を散らすことなく、成果を残すために自ら仕事を行う人だからです。

相手を受け入れる

EQの高い人は、相手が自分とまったく異なる意見を持っている場合でも受け入れることができます。

相手の話を最後までよく聞き受け止めた上で、最後に自分の意見もしっかり伝えられることが特徴で、他者からの信頼を得られる理由の一つです。

もしも、相手の意見が思ったものではなかったとしても、世の中には存在する人の数だけ意見があるのは当たり前のことです。批判的な相手ともコミュニケーションをとる能力があります。

相手に思いやりを持ち、尊重して一緒に仕事を進めていこうと努力ができるでしょう。

EQアセスメントで評価が低い人の特徴・共通点

EQアセスメントで評価が低い人の特徴・共通点逆に、EQアセスメントの結果が低かった人にも似通った特徴が見られ、それらはコミュニケーションを阻害する方向に働くことがあります。

しかし、自分にそういった部分があったとしても、落胆する必要はまったくありません。勇気を持って自分の弱みを知ることこそ、成長のチャンスでもあるからです。

EQアセスメントで自分を知ることで良くない点も修正することができるので、積極的な活用はとても有効な手段と言えるでしょう。

自尊心が高い

根拠に乏しい過剰なプライドの高さは、EQの低い人に見られる特徴の一つであり、自分にも周囲にも悪影響を及ぼします。自尊心の強さから他者の意見を受け入れず、常に自分の意見が正しいと思っていることが多くみられるのも特徴です。

また、どの場においても自分が一番のポジションにいないと気が済みません。常に自分と他人とを無意識に比較して一喜一憂し、異なった意見を持つ人を批判することで自分が正しいとアピールします。

自分よりも仕事ができないと評価した人に対して、露骨に見下した態度を取ることも特徴で、チームワークがうまく機能しないことの大きな原因となりがちです。

感情的

EQの低い人は喜怒哀楽が激しく、自分でコントロールできません。いつも自分の欲求を満たすことが第一であるため、ちょっとしたことでイライラして反射的に和を乱し、自分の安寧のために他者にも感情をぶつけます。

ときとして周囲にも威圧的ですが、同じトラブル対応の場合でも、気分で方針を変えるなど、一貫性が見受けられないことも少なくありません。感情に振り回されて、目の前のことしか見えなくなる傾向にあるため、先を見通して何かを考えることは苦手です。

自分中心の考え方

自分さえ良ければ良いと思っている人は、EQが低い傾向があります。自分の発言によって相手がどう感じるかまで考えが及びません。

普通であれば「こんなことを言ったら相手が不快に思うかもしれない」と思うような、相手が傷つくようなことでも、気づかず口にしてしまうのがこのタイプです。発言自体にしっかりとした根拠がないことも多く、自己中心的な発言も少なくありません。

また、自分でやりたいと思えない仕事は人に押し付けたり、ほったらかしにしたりすることがあります。相手の話を聞こうとせず、自分の話したいことを長時間べらべらと話し続け、相手が迷惑していることに気づかないこともあるようです。

他者に対して不寛容

EQの低い人は、自分のミスには寛容であるにも関わらず、他の人の失敗を許せません。起きてしまったミスをしつこく責めて人間関係を悪くしますが、自分がミスをした場合はちゃっかり棚に上げることも特徴です。

他者の感情の動きに鈍感であることが一つの原因で、責められた人の気持ちに気づけないこと、またそのことを問題と思っていないことが起因していると考えられます。

EQアセスメントはどこで活用されている?

EQアセスメントはどこで活用されている?EQアセスメントを用いることで、その人が感情をコントロールしながら、他者と円滑な関係を築ける人物かを知ることができます。コミュニケーション能力が高い人材が、企業にとっても大きな推進力となることは言うまでもありません。

では、一般企業以外ではEQアセスメントはどのような社会で、どういった目的で利用されているのでしょうか?

看護師の世界

看護師の仕事は、日々患者の体調・感情と向き合う、過酷な業務です。他の仕事と同様に、医師や看護師同士の人間関係もあり、まさに人と関わることが中心となります。

患者との関わりの中では、ときには焦りや怒り、悲しみの感情も湧いてくることがあるでしょう。
感情が乱され、うまくコントロールできなくなってしまったとき、自分がどのような行動を取る傾向にあるかを知っておくと、次に自分が感情を乱されたときにどのようにすると良いかが見えてきます。

実際にその場で適した行動が取れなかったにしても、自分の感情を受け入れて次に生かすように心がければ良いのです。EQアセスメントでは、自分の感情の傾向を知って、日々の業務に生かしています。

婚活

理想の結婚相手と巡り合う「婚活サイト」では、自分が大事にしている価値観と、結婚相手に求める価値観をマッチングさせる目的で使われます。婚活でマッチングをする際に、EQアセスメントの結果で「自分がどんなタイプ」で「どんな相手がふさわしいか」を診断するものと考えるとわかりやすいでしょう。

これまでの婚活におけるマッチングでは、生活や趣味をベースにマッチングを行うことが主流でした。しかし、それよりもお互いの価値観を確認し、それぞれが充足した相手とマッチングを行うことで、成婚率は格段に上がったと言われています。

現在では、EQアセスメントの結果をデータ化しマッチングを行う「AI婚活」も実施されています。
データベースの中から、人工知能(AI)が相性の良い異性を抽出しマッチングを行う方式です。

自分なら選ばなかったと思うような相手と実際に会い、結婚に結びつく例も増えているようです。

大学

大学においては、対人能力の向上のためにEQアセスメントを活用しています。他者と上手に関わる人は、変化の多い世の中でも力強く生き抜くことができるからです。

EQアセスメントの結果を見て、自分に欠けていると感じるところ、伸ばしたいところを確認し、改善を心がけるよう指導します。

その後、再度EQアセスメントを受けた結果、目的の指数が伸びていれば、正しく努力ができていると考えられるでしょう。就職をはじめとした将来を見据え、自分の強みを知る意味でも挑戦してみることをおすすめします。

まとめ

チーム人間誰しも、自分の感情を完璧にコントロールすることはできないものです。しかし、「自分はこんな時に腹を立てる」「他者からこんなことを言われたときに落ち込む」など、感情の「くせ」をあらかじめ認識していることは大切で、対処ができる場合もあります。

また、EQアセスメントにより、自分のEQが低かったからといって落ち込む必要はありません。EQアセスメントは、自分の感情の傾向を知るものです。注意すべき点が見つかるだけで、劇的な変化がりますので、自分を知る一つの手段と考えれば良いでしょう。

インターネットで検索すると、EQアセスメントの無料診断ツールはいくつも見つかります。EQアセスメントを活用し自分のEQを知るとともに、これからのコミュニケーションに役立てていきましょう。

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