EQとはどんな能力のことなのか?EQの能力を構成する4つの要素 | EQバンク
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2022.08.01

コラム

【2022】EQとはどんな能力?4つの能力と高めるトレーニング方法

EQ能力

EQとは「こころの知能指数」と呼ばれる、感情をその場に応じて調整する能力です。

近年では、ビジネスでも重要視されるようになり、企業はEQの高い人材を求めています。今回では、EQが高い人の特徴や、EQを構成する4つの要素、EQを高める方法について詳しく解説しています。

EQとはどのような能力?

EQとはどのような能力?

昨今、教育の場やビジネスシーンでも注目されている「EQ」。しかし、「IQ」は聞いたことがあっても、EQはあまり聞きなれない言葉と感じる方も少なくありません。EQとは、いったいどのような能力なのでしょうか?

こころの知能指数

EQ(emotional intelligence quotient)とは「こころの知能指数」と呼ばれ、自分の感情を状況に合わせてコントロールする、相手の気持ちを察し思いやる能力です。数値化できない非認知能力であり、アメリカの心理学者であるダニエル・ゴールマンが、著書で「人間に必要なのはIQではなくEQ」と唱えたことで、広く知られるようになりました。

高いEQは、自分の感情のコントロールはもちろん、相手の感情も理解できるので、信頼関係を築くためにも非常に役立ちます。

人間関係を良くする

EQの高い人は、自分の感情を把握しコントロールできるため、良好な人間関係を築けます。感情が高ぶってしまう時も、気持ちのままに感情を表現してよい場かどうかを見定めてから、状況に合わせた感情表現が可能です。

また、相手の感情を察し、望む言葉がけができるので、まわりの人からも好かれています。

IQとの違い

知能指数を表す「IQ」という概念は、数値で示すいわゆる「頭の良さ」です。IQの高い人は、論理的思考や理解力、記憶力の水準が高く、学力・学歴ともに高い傾向にあります。

それに対して、EQは数値では表せない非認知能力です。非認知能力とは、例えば「協調性」「忍耐力」「主体性」「実行力」など、生きていくためには重要な能力を指します。

直接的に学力に影響はしないものの、人間関係を良好にすることで、学習環境には恵まれるといえるでしょう。

EQの高さには無償の愛が重要

EQは、どんな人も必ず持っている能力です。ただし、そこには高い低いの差があります。

EQの高い人間を育てるには、幼少期に親から無償の愛をたっぷりと与えることが重要です。ありのままの自分を受け入れられ、自己肯定感が高く育った人物は、他者と自分を比べて不安になることも少なく、精神的に安定しています。

EQを構成する4つの能力

EQを構成する4つの能力

EQは、複雑に絡み合う4つの要素で構成されています。この4つが機能してこそ、EQの高い人材として、能力を発揮するのです。

感情の識別

感情の識別とは、自分の中に生まれた感情が何かを知ることです。例を挙げてみましょう。

ミーティング中に、同僚から自分の発表についての指摘を受けたAさんは、同僚のある発言以降イライラが募ってきました。「自分がイライラしている」その感情はいったい何なのかを考えると、大元になっているのは「怒り」の感情だと気づきました。

このようにして、発生した感情を正しく認識することが「感情の識別」です。

感情の理解

感情の理解とは、その感情がなぜ発生したのかを理解することです。Aさんの中にはなぜ、怒りの感情が沸き起こったのでしょうか?

考えると、同僚の指摘が、自分の仕事の足を引っ張るように感じられたことに怒りを感じ、イライラが募ったのだと気づきます。こうして、何を起因として感情が発生したのかを知ることが「感情の理解」です。

感情の利用

感情の利用とは、発生した感情をそのまま表現するのではなく、状況をより良くする(あるいは悪くしない)ために利用することです。怒りの感情からイライラしたからといって、Aさんがその場で声を荒げてしまっては、雰囲気が悪くなってしまいます。

同僚も、悪気があるわけではなさそうです。今日のミーティングは同僚が初めて進行しており、緊張や感情が影響して、気に障るように感じられただけかもしれないと思い返します。

また、指摘の内容も、全く思い当たる節がないのかと言えばそうではありません。より良い仕事をしたいと思うのは、Aさんも同僚も同じはずなのです。

このように、沸き起こった感情を良い方向へ向かうために使うことが「感情の利用」です。

感情の調整

感情の調整とは、感情を識別し、理解し、利用するために、自分や周りの状況に合わせて調整することをいいます。Aさんはこれを良いきっかけと捉え、もう一度自分のプランを見直そうと考えなおしました。考えなおすことで、今まで見えなかった粗が見えてくるかもしれません。

もしそうなれば、同僚には感謝するほかないでしょう。このように、状況を良くするために感情を調整し、作り直すことが「感情の調整」です。

以上の4つの能力が発揮されることで、良い人間関係が構築されるのです。

EQが高い人の特徴

EQが高い人の特徴

EQの高い人には、共通してみられる特徴があります。それらは、良い人間関係を作るためにはなくてはならない特徴です。身の回りにも、次のような特徴を持っている人はいないでしょうか?

人の話を良く聞く

EQの高い人は、相手の話にしっかりと耳を傾けられます。相手の感情に寄り添い、共感しながら話を聴くのです。しっかりと話を聴いていることを示すためにも、良いタイミングで相槌を打ったり、うなずいたりします。

しかし、感情の線引きははっきりしており、引きずられることはありません。相手の話が終わった後、求められれば自分の意見を伝えます。

柔軟な考え方を持っている

EQの高い人は停滞を好まず、踏襲してきた事柄や、固定したひとつの考えに捕われません。良いことは柔軟に取り入れますし、取り入れられなかった場合も、知識として蓄えます。

取り入れて失敗したとしても、くよくよしません。物事が前進するときには、失敗も起こり得るからです。

共感力が高い

他者への共感力が高いのも、EQの高い人の特徴です。共感力とは「相手の感情に寄り添う力」であり、周りの人との信頼関係を構築するためにも重要な能力の一つです。

共感力の高い人は、周りの人への興味や関心を強く持っている、人の話を良く聞く、さまざまな経験をしているなどの特徴があります。これらはすべて、良好なコミュニケーションを取るのに必要な特徴といえるでしょう。

完璧を目指さない

EQの高い人は、完璧を目指しません。なぜなら、人間である以上、その行いに完璧はありえないと知っているからです。

完璧を目指すために時間を費やすよりは、納得のいく準備を重ね、できると確信したことについてはチャレンジする方が良いと考えています。

間違いは素直に認める

EQの高い人は、自分の失敗や過ちを素直に認め、謝ります。人と比較しないので、自分の能力が劣っているとは考えません。

見苦しい言い訳もせず、失敗を認めたうえで、新たな挑戦へと舵を切ります。

集中力がある

EQの高い人は、目的を達成するための高い集中力を持っています。「来週のテストで満点を取りたい」と目標を立てれば、それに向かって集中力を発揮するでしょう。集中力をコントロールできるので、周りが見えなくなることもなく、必要な時に集中して取り組むことができます。

自分を良く知っている

自分という人間はどんな人間なのか……どのような点が強みであり、また弱みであるか。EQの高い人は、自分の内面から目をそらさず、向き合っているため、自分自身を良く知っているのです。

自分にはできないと思ったことは素直に打ち明け、周りの人の協力を仰ぎます。このような飾らない部分や、自分を過信しない素直なところも、周りから好まれるようです。

EQはリーダーに必須の能力

EQはリーダーに必須の能力

これまで日本では、EQを重要視してきませんでした。しかし、相手の気持ちを知り寄り添うことは、仕事の原点でもあります。自分や相手の感情を理解するEQは、リーダーの立場でもとても大切なものといえるでしょう。

部下の感情に気づき、仕事を振る能力

EQの高い人材は、自分の感情をコントロールしますが、自分の発言によって相手がどのような感情を持つかも考慮しています。

たとえば、真意ではプロジェクトに乗り気でない人を責任者にしてしまえば、モチベーションを失ってしまうかもしれません。周りの人の感情も把握できることから、リーダーにはなくてはならない能力といわれています。

EQのどのような点がリーダーにとって必要なのでしょうか?

相手の立場に立って考える能力

EQの高い人は、共感力が高く、相手の立場に立って物事を考えられます。しかし、相手の感情に共感はしても、自分の感情とは完全に線を引くことができ、引きずられることはありません。

相手の話を最後まで否定せずに聞いたうえで、上司として必要なことは適切に伝えます。感情的な人は、パワハラと捉えられるような言動を行う可能性もあり、リーダーとしては不適格です。

感情を意識した声がけで、部下の意識を変える能力

リーダーは、相手のEQを伸ばす言動も心がけると良いでしょう。仕事がいくらやらなければいけないことであっても、相手の感情を無視した指示では、部下は受け止めることはできません。

たとえば、1on1の場でも工夫ができます。通常、1on1では仕事の進捗や困りごとへのアドバイスがメインとなっていますが、「今日の気分はどう?」などと尋ねてみるのはどうでしょうか?

感情を意識したことばのやり取りをすることで、これまでの関係性が変化し、気持ちを話してくれるようになります。

EQを高めるためには

EQを高めるためには

EQは、IQとは異なり、先天的な要素に縛られません。幼少期の親からの愛情がEQを育てると言われますが、トレーニングを行えば、年齢を問わず成長させられる能力です。そこで、毎日の生活に取り入れられる、簡単な方法を紹介します。

毎日必ず全員に挨拶する

学校や会社に行ったら、毎日必ずチームの全員に挨拶しましょう。そして、可能ならもう一言、プラスワントークを取り入れるのが効果的です。

たとえば「昨日はあの後すぐ帰ったの?」「家族の具合は良くなった?」など、毎日の会話の延長線上のことばで良いのです。相手が、自分に関心を寄せられていると感じられれば、人間関係はより良くなります。

自分の感情のくせを知る

自分は何がきっかけで、どのような感情が生まれるのか、いわゆる「感情のくせ」を知っておきましょう。あることが起きたとき、人はそれぞれ違った捉え方をします。

気にしない、焦る、困る、怒る、悲しむ……自分がどのように物事を捉え、どのように感情が動くかを把握するのは、感情をコントロールするためにも大切なのです。

相手の良いところを探す

信頼関係の構築には、相手へのリスペクトが必須です。そこで、尊敬できる、良いと思える点を探すためにも、まずは相手に対しての興味を持ちましょう。お互いの間に小さなトラブルが起きたときにも、相手のポジティブな面を知っていれば、「そんな部分もあるのだな」と大目に見ることもできるからです。

体を動かす

感情と体は繋がっています。負の感情に捕われるときには、体を動かしてみましょう。ジャンプやスキップをすることで、暗く沈んだ気分が切り替わります。気持ちを強制的にチェンジする方法を知っておくと、落ち込んだときにも役に立ちます。

まとめ

EQとは、自分の感情のコントロールや、相手の感情の理解を深める、良い人間関係を築くには必須のスキルです。しかし、論理的思考の能力を表すIQとは異なり、数値で示すことができないため、自分がどのような傾向にあるのかを確認したことはないのでないでしょうか?

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株式会社グロースウェル 代表取締役。顧問先20社支援中、社長の平均年齢35歳。システム部門やプロダクトチームの組織的な3つの問題を解決する。累計500名超国内トップクラスのEQベースのビジネスカウンセラー

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