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2022.06.14

コラム

【2022】EQを活用するとわかることは?活用方法と事例

eqの活用

EQとは、自分や他者の感情を把握し、コントロールする能力で、ビジネスにおいても非常に重要な能力だといわれています。企業はEQをどのように活用し、実際にどのような実態が把握できるのでしょうか?

今回は、EQ活用でわかることや、EQの実際の活用事例を紹介します。

EQとは

EQとは、自分の感情をコントロールし、相手の感情を理解する能力のことです。誰もが持っている能力で、無意識に行使しています。

では、EQは具体的にどのような能力であるか解説していきましょう。

感情をコントロールする能力

EQの高い人は、自分の感情をコントロールするのが上手です。感情に振り回されず、原因を見極めて、感情をその場に合った適切な形で表現し、全体のモチベーションアップに貢献します。

たとえば、会議中に意見が対立し、相手から怒鳴りつけられてしまったとしましょう。だからといって、自分までが怒鳴り返してしまっては、話し合いは成立しなくなります。

そこで、自分の怒りの感情をコントロールし、反射的な行動を抑えます。その上で、怒りを前向きな感情に調整し、自分の中のモチベーションを上げられるのが高いEQを持っている人の特徴です。

組織のリーダーには必須の能力

高いEQは、組織のリーダーにも必須の能力といえます。EQの高い人は、自分だけではなく、他の人の感情もコントロールできるからです。

仕事でミスをしてしまい、落ち込んでいる人には、温かな言葉かけをすることでまたチームの一員として貢献してもらえるよう促します。

また、前向きに仕事をしている人にも、それを評価しているということを伝えることで、さらにモチベーションをアップさせることができるでしょう。このように、EQはビジネスにも直結している能力なのです。

EQとIQの違い

いわゆる「頭の良さ」を表す「IQ(Intelligence Quontient)」は、持って生まれた要素が大きく関わる能力だといわれています。IQの高い人は、一般的に学歴も高く、処理能力にも秀でている印象です。

しかし、IQの高い人が人間関係を上手く構築するかというと、決してそうではありません。それに対して「こころの知能指数」である「EQ(Emotinal intelligence Quotient)」は、生まれ育った環境が大きく影響されていると言われています。

幼児期に、親からの無償の愛情を豊かに受け取っていることが、自己肯定感を高め、自分を肯定的に見つめる習慣につながり、EQを高めるのです。自分や相手の気持ちを大切にすることで、周りにも協力してくれる人が集まりやすいのが、EQの高い人の特徴といえるでしょう。

IQが高ければ、確かに仕事の処理能力は高く、効率的に作業することは間違いないでしょう。EQの高い人がIQの高い人をコントロールすることで、企業は一層業績のアップが期待できます。

EQを把握する方法

EQを把握する方法

自分や組織のメンバーのEQを把握するためには、「EQ検査」「EQ測定」が効果的です。EQ検査やEQ測定は、インターネットで検索すると、さまざまな種類のものが見つかります。

ほとんどは用意された選択肢の中から一つ選んで回答するタイプのものですが、それぞれ出題数などが異なりますので、自分で取り組みやすいものを選んでチャレンジしてみると参考になるでしょう。

EQテストとそのフィードバックを行う「EQGW」(当社グロースウェル提供)では、自分と組織のメンバーの感情のパターンを「見える化」して、感情のスタイルを分析し、自分が生かすべき強みなどを提示します。検査・分析後には面談をおこなって、自分の行動の改善点などを最適化したものの説明を受けられます。

メンバーに怒りっぽくて人の話を聴けない人がいる、上司として言い過ぎてしまうなど、組織の運営でお困りの方は、ぜひ「EQGW」の導入をご検討ください。

EQの活用によって見えること

EQの活用によって見えること

EQ活用を見据え、企業内の全員がEQを測定することで、次のようなことが把握できます。

自分の感情と行動の癖

EQを測定すると、自分がどのような時に、どのような感情が沸き起こるのか、くせを知ることができます。

周りの人から「怒りっぽい」「コミュニケーションの取り方が下手」などといわれても、自分のことを普段から客観視できていないと、直すことはできません。捉え方や考え方が個々で異なるため、自分の欠点は認識しにくいのです。

とはいえ、行動するためには誰もが必ず思考と感情が絡みます。感情と行動の癖の因果関係を知ることで、少しずつ自分を変えることが可能となります。

自分の強みと弱み

EQ測定によって、行動レベルでの自分の強みと弱みがわかり、職場で求められている能力開発に取り組みやすくなります。周りも、その人の特性を知ることで、よりサポートしやすくなるでしょう。

自分が向いている環境

自分の強みが必ずしも所属の部署で生かされているとは限りません。

たとえば、慎重で間違いが少ないことが自分の強みである人がいたとします。その人が、行動力が必要な営業職に就いていたとすれば、自分の強みと現実に求められている能力が乖離していることがわかります。

EQの活用によって向上すること

EQの活用によって向上

組織でEQ向上を推進し活用を目指すと、次のような具体的な効果が期待できます。

良い人間関係の構築

EQを活用することで、好ましい人間関係を構築することが可能です。

EQが高い人は、周りの人とも常に落ち着いた気持ちで接することができ、信頼関係が構築されることから、多くの人に慕われ協力者も増えます。大きな仕事にもチャレンジしやすい環境ができるでしょう。

反対に、感情にムラのある上司とは付き合いにくく、困っていても相談を持ち掛けることができません。その結果、情報共有が難しい、仕事の分担が把握できないなど、悪循環に陥ることも考えられるでしょう。

人間力向上

EQの高い人は、自分の中に生まれる感情をコントロールし、適切な表現に変えることで前向きな感情を生み出します。メンバーが離職する主な原因として上位を占めるのは、組織に自分の努力を評価されず、承認欲求が満たされないケースです。

そこで、毎日必ず全員に挨拶することを心がけ、プラスワントークとして、相手をメインにした話題を提供するよう心がけてみましょう。このようなコミュニケーションを取ることで、「組織や上司が自分を大切に思っている」と感じてもらうことができます。

他にも、小さなことでも相手の発言や行動にリアクションし、関心を寄せることも大切です。そのような行動が組織内で多く見られるようになれば、お互いを「承認する」行動が自然と定着するでしょう。

前向きで得ることは、仕事への積極性やチャレンジ精神を生み出すことでもあり、業績アップにもつなげることができます。

組織力向上

自分の感情と相手の感情を意識しながらコミュニケーションを取ることでメンバー同士も協力体制が強まり、組織としての力が向上します。仕事を抱えてしまっているメンバーがいないかなども、適宜声を開け合うことで把握ができ、お互いがサポートし合える関係を作ることが可能です。

部下の育成

EQの高いリーダーと、組織のメンバー、部下との心の関係を近づけていくことで、コミュニケーションも円滑な人間関係が構築できます。ミスが目立ったり、仕事が雑だったりする部下はつい叱責したくなりますが、それだけではモチベーションが下がってしまう社員も少なくありません。

そこで、まずは自分が言いたいことを一方的に言うのではなく、対話の中で相手が何を言いたいのかを探ります。相手に十分に話してもらい、それを傾聴し、感情を理解するところから始めると、上下間で信頼関係が構築されていきます。

EQが活用できる場面

EQが活用できる場面

ビジネスの成功においても、EQは重要な役割を果たします。では、ビジネスでの活用事例について紹介しましょう。

組織マネジメント

EQは、組織のマネジメントにおいても重要な役割を果たします。

本来組織のリーダーは、自ら仲間や部下の話にしっかり耳を傾け、組織内の人間関係を構築できるように心がけなければなりません。しかし、リーダーのコミュニケーション能力が低いと、思いやりの欠けた言動や他者へのリスペクトのなさなどが原因となって、人間関係の悪化が懸念されます。

そこで、EQの高い人材をリーダーとして配置することで、組織の人間関係は大きく改善します。メンバー個々の強みや弱みについても、リーダーが把握していることで、仕事を適切に割り振れるでしょう。

経営課題の洗い出し

EQの活用によって、組織が持つ経営課題を洗い出すことができます。EQテストを従業員だけではなく、リーダーや役員含め、社員全員に受けてもらうことで、個人のEQのレベルや部署ごとのレベルを確認することも可能です。

組織で何が課題になっているのかを人材面から確認可能となるだけでなく、EQを基準に組織を構築することもできるでしょう。組織の再構築時には特に役立ちます。

組織のグローバル化

EQは国内だけで有効な指標ではなく、人間社会においてはどこでも重宝される能力です。外国人労働者の雇用を含め、グローバル化した組織で働いていく中では、特に重要と言えるでしょう。

たとえば、言葉も通じず文化も異なる外国人労働者と共に働く現場社員は、コミュニケーションの取り方で苦労します。そこに、組織の狙いや個々の対人スキルを磨く目的での「自己開発プログラム」を導入することで、労働者全体のモチベーション維持や、経営側とのギャップの改善につながります。

EQによる自己開発が、組織のグローバル化に対応できる従業員を作り上げるのです。

EQを高めるには

EQは、幼少期に無償の愛情を与えられて育つことで伸びると言われていますが、EQは本来誰もが持っている能力です。発揮させるためには、適切なトレーニングが有効です。

最後に、トレーニングの方法を紹介します。

自分の感情の癖を知る

普段から自分の感情に興味を持ち、くせを知っておくと、感情の爆発を防ぐことができます。たとえば、相手のある発言に対して怒りを感じやすいなどを知っていれば、対処もしやすくなるでしょう。

いったんは怒りを飲み込み、数秒口を閉じてみるなど、「アンガーマネジメント」を行ったり、相手の言葉を芯から受け止めず、反論はユーモアを交えたりするなど、さまざまな方法があります。これこそまさに感情のコントロールであり、不利になる行動をとらないためにも重要なポイントです。

感情を言葉で表現する

「怒り」「喜び」「悲しみ」など、さまざまな感情には、それぞれ名前がついています。これらの感情をあえて文字にして書き出し、言葉として表現することで、自分を客観的に捉えることが可能です。

怒りや悲しみなどのネガティブな感情には、ユーモアを交えた別の呼び名を付けることも、感情コントロールの観点では有効です。

人の良いところを見つける

信頼関係は、相手への経緯があって初めて成り立ちます。まずは、その人を好きになるところから始めることが大切です。

周りの人が持っている良いところを見つけ、認める習慣を身につけましょう。

ポジティブに捉える

積極的に仕事をしていれば、その分ミスや失敗も増えます。しかし、その一つひとつを後悔していては、次のチャレンジができません。

また、完璧を目指し過ぎるのも考えものです。自分が得意ではないことは人に頼るなど、周りの人と仕事を調整して、ポジティブに取り組みましょう。

まとめ

EQは、今やビジネスでは必須の能力といわれ、EQの高い人材が社内にいることで、多くのメリットが享受できます。自分や周りの人の感情を把握し、コントロールする能力は、トレーニングで高めることも可能です。

そこで、EQ検査の一つである「EQGW」の受検をおすすめします。「EQGW」の受検によって、自分の感情のくせや活かすべき強みを導き出し、それらを面接によってフィードバックし、個人に対しては行動変容の指針をお伝えします。

EQGW

また、組織のリーダーや役員には、マネジメントや組織構築のためのアドバイスを行います。必要に応じて、EQを高めるための研修も可能です。

EQGWの導入により、個々が自分の感情を認識し、状況に応じ適切にコントロールできている結果も報告されています。また、短期間での職場の多様化に成功し、バランスの良い組織になったという声も届いています。

自分の感情をコントロールすることなどできるのか、と考える方も多いでしょう。事実、それは容易ではありませんが、相手との信頼関係を構築するためには、一定のコントロールができることが望ましいと言えます。

人に自分の気持ちを伝えられずに悩んでいる人や、怒りっぽい人が職場にいて困っている上司など、組織全員のEQを測定することで、改善を図ってみませんか?

ABOUT US

株式会社グロースウェル 代表取締役。顧問先20社支援中、社長の平均年齢35歳。システム部門やプロダクトチームの組織的な3つの問題を解決する。累計500名超国内トップクラスのEQベースのビジネスカウンセラー
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