2021.09.28

コラム

【2021】EQの使い方は?効果的に活用してできるビジネスパーソンを目指そう

eqの使い方

EQとは「感情の調整能力」と言われ、自分や相手の感情を理解し、良い人間関係を構築する能力です。組織の良好な人間関係は仕事の効率にも影響し、生産性の向上にもつながります。

しかし、EQの高い人材が組織で具体的にどのような能力を発揮し、チームをまとめていくかについては、想像の及ばない部分もあるでしょう。ここでは、EQを構成する4つの能力や、社内にEQの高い人材を採用するメリットについて解説します。

EQとは?現代社会で求められる能力

EQとは現代社会で求められる能力
ビジネスの世界では、EQが高く優秀な人材が求められています。

現代社会は目まぐるしく移り変わり、進化が激しく、誰もが先が見えない不安を抱えているといっても良いでしょう。また、個人の働き方も多様化しているため、さまざまな働き方を選択する人々の立場に対し、柔軟に対応できる人材は非常に貴重です。

EQの高い人材は、周辺の人間関係を良好に保ち、協力し支え合いながら仕事と向き合うことで、想定以上の成果を出すことができます。自分や相手の気持ちに寄り添う能力に秀でていることから、EQの高い人材は企業にとっても有用な存在といえるでしょう。

IQとEQの違い

IQはいわゆる「知能指数」のことであり、その人の知能の高さを表す値です。これに対し、EQは「感情の知能指数」と呼ばれています。

IQの高い人は、頭が良く、高度な仕事を効率良くこなすでしょう。しかし、仕事は一人で行っているわけではありません。一つのことをチームで分担し、お互いの進捗を確認し、カバーしながら効率良く進めていくことで、生産性はより上げられます。

EQの高い人がIQの高い人の仕事を調整したり、チーム内で適切に割り振ったりすることで、より生産性を上げることができるのです。

EQが高い人の特徴

EQが高い人の特徴
EQの高い人には、対人関係において好ましいとされるさまざまな特徴があります。

他者の気持ちに寄り添う「思いやりの心」を発揮するため、周囲からも慕われるでしょう。

自分の感情をコントロールする

EQの高い人は、自分の感情と冷静に向き合いコントロールします。自分の中に今沸き立った感情を観察し、その原因となった事柄を探ることで、自分がどのようなことに対しどんな感情を持つのかを分析することができるのです。

自分の感情に振り回されるとやるべき仕事が手に着かなかったり、イライラして周りにあたってしまったりなど、人間関係に良くない影響を及ぼします。自らの感情の舵取りをすることで、いつも冷静な自分でいられるのです。

相手の立場に立って考えられる

EQの高い人は、相手の発することばやしぐさなどの様子から、相手の感情を察し、理解して行動します。それは相手の立場になって考えられるということでもあり、「思いやり」として伝わるため、周りの人からも慕われる存在となるでしょう。

相手の立場になるというのは、ことばで言うほど簡単なことではありません。しかし、EQの高い人は自分の発言が相手にどのように受け止められるかなどもわかるため、相手の反応によって臨機応変に自分の対応も変えることができます。

人間関係を良好にする

EQの高い人は、相手を大切にします。相手の話にじっと耳を傾けたり、意見を柔軟に受け入れたりすることで、柔軟で居心地の良い組織を作り上げることもできるでしょう。

相手を思いやった行動を取ることは、当事者間の間柄だけに影響するものではありません。相手に対して思いやりを持ったコミュニケーションを取っている様子を間近で見て周囲の人間も影響され、自然と思いやりの輪が広がっていきます。

EQを構成する4つの要素

EQを構成する4つの要素
EQは「感情を識別する能力」「感情を利用する能力」「感情を理解する能力」「感情を調整する能力」の4つの能力によって構成されています。これらは人間関係を円滑にするものでもあり、ビジネスのシーンではそのことばや行動の一つひとつが積み重なり、最終的に大きな成果を生み出すでしょう。

感情を識別する能力

感情を識別する能力とは、自分が今どのような感情を抱え、相手がどんな気持ちでいるかを識別する力です。

感情とは自然に湧いてくるもので、改めて向き合う努力をする機会は少ないでしょう。特に、「感情と向き合う」という教育を日本人は受けていないため、得意ではありません。

ですが、相手の感情がどのようなものであるかの識別ができれば、それに対しての対処法も見つけられます。逆に、識別ができないと、相手はおろか自分の気持ちさえわからないということになってしまうのです。

このことからも、4つの要素の中で「感情の識別」が最も重要であると考えられています。

感情を利用する能力

感情を利用する能力とは、感情をその場に合わせて作り出す能力のことです。たとえば、話し合いの場ではどんな発言に対しても冷静に、また熱狂的なイベントでは情熱を持って楽しむなど、場面によって適切な感情を作り出します。

自分の感情を作り出すことができれば、湧き出てくる気持ちに振り回されることがなく、仕事でも高評価を受けられるでしょう。

感情を理解する能力

感情を理解する能力とは、今自分や相手が抱えている感情がどこからきたのかの原因を突き止め、それを抑制するための解決策を考える力です。

ストレスの多い現代社会では、自分の気持ちのおおもとになる部分を理解し、合わせた対応をしてく必要があります。仕事においては人間関係のストレスも少なくありません。

しかし、自分や相手の気持ちについて思いを巡らせ、原因を特定して理解に近づくことで、事態をより良く展開させることが期待されます。

感情を調整する能力

感情を調整する能力とは、上記の3つの能力を利用して自分にとって最も良い方法を選び取り、最善の対応をする力です。掲げた目的達成のために感情をコントロールして、仕事や生活にプラスの影響を与えることが目的であり、気持ちを活かす能力ともいわれています。

感情は常に管理し、場に応じて最適な選択ができることが理想的です。また、自分の好き嫌いに関わらず、さまざまな感情を受け入れることも必要でしょう。感情を理解していれば、状況変化があった場合の軌道修正も最適な方向に修正できます。

EQの使い方は?4つの活用方法

EQの使い方は?4つの活用方法
EQの4つの構成をもとに、ビジネスでの活用について考えてみましょう。ここでは、EQの4つの能力が、人との関りの場でどのように活用されるのか具体例を挙げて解説します。

相手の感情に寄り添い共感する

相手の感情に共感する能力は、人間関係を築くためにも非常に大切です。

たとえば、会議の後で、仲間の一人が泣いていたとします。その人がどうして泣いているのかを相手の立場になって考えてみると、会議での厳しい指摘にやりきれなくなり、泣いてしまったのではないか考えるかもしれません。

そんなときは、その人の努力を労い、仲間と共に諦めずに取り組んでいこうと励ましたりするのではないでしょうか?そうした思いやりは、現代社会で欠けている考え方でもあります。

仕事をする際には、自分だけ能力があっても大きな成功には至りません。チーム全員が能力を発揮できるようにすることが望まれます。

自分の感情のくせを知る

自分の感情のくせや動きを把握しておくことは、常に冷静であるためにも大切です。

たとえば、自分がどのような感情やことばをぶつけられることで、どういった気持ちが湧きたつのかを知っておけば「ああ、あんな風に言われてしまったから自分はイライラしているんだな」と自分を冷静に見つめることができます。また、怒りを爆発させてしまいそうなときは、意識して口を閉じ、黙って数秒間をやり過ごすことでその場を乗り切るなど、対処法も見つけやすくなるはずです。

このように、自分がどんな時にどんな感情を持つかを知っておけば、その次の行動に反映させて、前向きに切り替えることができます。ポジティブに考える癖をつけ、失敗しても前向きに切り替えられるよう、習慣をつけましょう。

場面に応じた対応ができる

EQの理論を理解している人は、場に応じて適切なコミュニケーションを取り、連携のしやすい環境づくりができます。

たとえば、同じ目的を持ちながらも考え方が統一していない個人の集まりに対し、目的達成のために共感を呼ぶ言動を用いてモチベーションを上げ、同じ方向を向かせる話し方ができるでしょう。

EQが高い人は「空気を読む」ことができるため、人間関係をキープしながら人間関係を構築できるのです。

モチベーションを高く保つ

モチベーションを失わず、常に目標を持って仕事をする姿勢を保つことは、生産性を上げるうえでも重要といえるでしょう。単純作業とは同じことの繰り返しであり、多くの人がやる気をなくしてしまいがちです。

しかし、EQの高い人は、そのような環境でもモチベーションを保つことができます。どんなにつまらない作業でも、誰かに言われたからやるのではなく「自分のため」「誰かのため」「未来のため」と高くモチベーションを保てるのです。

つまらない単純作業でも自分の将来にとっての大きな意味があると考え、モチベーションを失うことなく生産性を高めていきます。

EQを活用するメリット

EQを活用するメリット
EQの4つの要素と活用について解説しました。では、人間同士のつながりで構成される現代のビジネスの場において、実際にEQの4つの要素を活用することでどのようなメリットが考えられるのでしょうか?

良好な人間関係を構築する

EQの高い人は、人間関係を円滑にします。良い人間関係の構築には、相手を思いやり、尊敬する気持ちがとても重要です。

そのためには、自分自身が相手の気持ちを思いやり、共感する必要がありますが、それが自然とできるのが、EQの高い人材です。

他者に深く共感され尊敬されれば、どんな人でも悪い気はしません。そのため、自分に対しても好意的に接してくれる可能性も高く、人間関係は良好に築かれます。

ビジネスにおいては、取引先や営業と良い関係を築くことが大切ですので、EQの高さが自分の業績を向上させる一因になることは間違いありません。

効果的なIQの発揮に寄与する

EQの高い人は、IQの高い人のフォローをし、より能力を生かすことができます。

IQとは生まれつきの能力で、その数値の高い人は、いわゆる「頭のいい人」といわれています。仕事においては、てきぱきと効率良く仕事をこなし、事業を成功に導く存在といっても良いでしょう。

しかし、仕事とは一人でするものではなく、必ず人間関係がついてまわるものです。自分の仕事をするために誰かに頭を下げて依頼をしたり、大人数で取り組むプロジェクトでは担当を分けて一つの仕事に取り組んだりすることになります。

IQの高さだけでは、人間関係まではカバーできません。コミュニケーション能力や協調性はIQで測れるものではなく、それらの能力の成長は他者との関わりの中で伸びていきます。

対人関係の調整能力に秀でたEQの高い人がカバーすることによって、学習能力であるIQの高い人の周辺の人間関係を手助けし、業務遂行をスムーズに行うことにもつながるのです。

生産性を上げる

EQが高い人材は、組織の生産性を向上させることに貢献します。生産性を上げるためには現在の仕事の中で何が必要で何が不要なのか、適切な見極める力が必要です。

仕事には複数の人間が関わっており、今に至るまでの過程もあるため、見直しには複雑な感情や思惑が絡むことも少なくありません。しかし、しがらみに縛られていては、収益アップにつなげる業務の改善は難しいでしょう。

感情に縛られずに見極めができれば、一点に絞った補強ができ、仕事の効率を良くする結果にもつながります。EQの高い人は、相手の立場に立ちながらその調整を行い、スムーズに改善を行うことができるでしょう。

まとめ

できるビジネスパーソンになるためには、高いEQは必須といえます。EQが高い人材は、自分の感情をコントロールして行動に反映することができるからです。

また、周囲の人間に対しても寄り添い、その人の立場になって考えることができます。おのずと周りからも慕われますし、そういった人材は多くの協力が得られるでしょう。

EQは先天的な能力ではなく、後天的に身に着けることが可能です。そのために必要な人間関係や教育環境を整えることこそ、社会に出てから必要とされる人材を育てることができます。

優れた人材育成のためにも、EQを高めるための教育を導入してみてはいかがでしょうか?当社が提供している「EQGW」では、独自のEQ検査と高い専門性を持つコンサルタントがチームや個人に最適な方法でサポートします。少しでも興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

ABOUT US

株式会社グロースウェル 代表取締役。顧問先20社支援中、社長の平均年齢35歳。システム部門やプロダクトチームの組織的な3つの問題を解決する。累計500名超国内トップクラスのEQベースのビジネスカウンセラー
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