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2022.07.15

コラム

【2022】EQの使い方は?効果的に活用してできるビジネスパーソンを目指そう

EQの使い方

EQとは、自分の感情をコントロールしたり、周りの人の感情に気づき思いやりをもって接したりする能力です。

EQを効果的に使うと、人間関係にも良い影響を与えます。近年では、ビジネスでもEQの重要性に注目されるようになりました。

今回は、EQの使い方や活用のメリットについて詳しく解説します。

EQとは

EQ(Emotional Intelligence Quotient)とは、感情をコントロールする能力です。

EQの高い人は、自分から沸き起こる感情を、適切な表現になるよう調整したり、相手の気持ちに寄り添って考えたりできます。しかし、高いEQを持っていても、活用方法の知識がなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

ここではまず、EQの基本的な能力について紹介しましょう。

感情をコントロールする能力

EQはこころの知能指数ともいわれており、自分の感情を状況に合わせてコントロールしたり、相手の気持ちに寄り添い思いやったりする能力を指します。

たとえば、「顧客の発言に腹が立ったけれど、ここで怒鳴り返してしまっては商談が上手くいかない……。」「あの人、朝から元気がないけれど、何かあったのだろうか……。」このようなシーンで、場面に応じた対応ができるように感情を調節する能力がEQなのです。

誰もが持っている能力

EQは特別な能力ではなく、誰もが持っているものです。

しかし、その能力の高さには個人差があり、子どもの頃に保護者から無償の愛情をたっぷりと受けていると、自己肯定感が高まり、EQも高くなります。逆に、自己肯定感が低いとEQは低くなる傾向にあります。

訓練することで成長する能力

知能指数を表す「IQ」は、生まれつきの能力といわれています。しかし、トレーニングによってEQはどの段階からでも高められます。

トレーニングとはいっても、特別なことは必要ありません。たとえば、起きたこととそのときの感情を記録する「感情日記」は、自分がどのようなシチュエーションでどのような感情が起きるのかを知るヒントとなります。

また、話す前に深呼吸する癖をつけると、瞬間的に沸き上がった感情を爆発させずに、感情を抑えて対応できるでしょう。些細なことですが、日々の生活に適切なトレーニングを取り入れることでEQの成長につながりますので、ぜひ挑戦してみましょう。

EQの使い方を知るメリット

EQの使い方を知るメリット

自分のEQを活用することで、対人コミュニケーションは飛躍的に上昇します。ビジネスや普段の生活でも、持っているEQの能力を効果的に使うと、人間関係や仕事の面でさまざまなメリットを享受できるでしょう。

ここでは、EQの使い方を知るメリットについて解説します。

人間関係がスムーズになる

EQの高い人は、人の心の動きに敏感です。成功を喜んでいる人には心から称賛し、落ち込んでいる人にはそばに寄り添うなど、自然と相手の気持ちを慮った行動を取れるからです。相手に共感されたと感じれば、どんな人でも悪い気持ちにはならず、相手に好感を持つでしょう。

また、商談などでは、相手の気分を損ねて取引を失敗させてしまっては、責任問題となってしまうかもしれません。そのため、どのような状況であっても自分の感情はさておき、その場で目指すゴールに向けて感情を調整します。

このような行為も、社内外でのコミュニケーションを円滑にし、人間関係を用状態で保つために重要なポイントです。人間関係が良ければ、社内はもちろん、交渉の相手やクライアントとの関係を良好にし、組織全体の業績にも良い影響を与えます。

仕事で業績アップにつながる

EQの高い人は、企業の業績アップにも寄与します。

仕事とは組織同士が複雑に絡み合っていることが多く、業績を上げるためには、それぞれがどのような状況で、今後のためにどのような検討をすべきかを公平に見極めなければなりません。しかし、背景にこれまでの経緯や人間関係などがあると、為すべきことはわかっていても、人間関係に忖度するなどで正しい判断ができなくなってしまうことがあります。

そういった感情に左右されることなく見極められれば、業績を上げるために必要なことに絞った対応ができ、効率的に改善ができるでしょう。

強い信頼関係を築ける

EQの高い人材は、感情の調整能力に長けています。相手の気持ちを大切にするため、自分の感情を押し付けたり、むやみに否定したりもありません。

また、自らをさらけ出し、弱みを隠さないことも特徴です。誤った判断をした場合にも、言い訳せず素直に謝罪をするため、信頼のおける人物であると認識され、強い信頼関係を築けるでしょう。

その他、感情をむき出しにせず、その場にふさわしい行動に変換できるため、社外でのクライアントとの取引などでも、安心して任されます。

IQの高い人材を効果的に使う

知能指数である「IQ」の高い人は、「頭の良い人」です。仕事も早く、作業も効率的に行い、事業を成功させるために尽力し一定の成績を出せるでしょう。

しかし、多くの仕事は、1人で完結しません。組織・チームとして多くの人が関わり、一つの仕事を成し遂げるものがほとんどです。したがって、IQが高いだけでは、仕事の一部においての効率が上がるにとどまってしまいます。

そこで、EQの高い人材がリーダーシップを発揮し、IQの高い人材の人間関係の調整を助けることで、仕事の効率や業績はより良く変化します。高度な学習能力を持つIQの高い人材を、EQの高い人材が人間関係において補助することで、業務の遂行はより効率的になるといえるでしょう。

EQを構成する4つの能力

EQを構成する4つの能力

人間関係を良くするEQは、4つの能力で構成されています。それぞれの能力が発揮されることで、周りの人との人間関係は良好になり、結果的に多くのメリットの享受が可能です。

「感情の識別」「感情の利用」「感情の理解」「感情の調整」の順に使われていきます。ビジネスでの成否を分ける重要な能力になるので、事例を交えながら解説します。

感情の識別

感情の識別とは、自分の感情を正しく読み取る能力です。今、自分や他者がどのような感情を持っているかを識別するもので、EQ能力を活用する最初のステップといえるでしょう。

たとえば、納品先の企業から、これまで聞いていなかった希望の仕様をその場で聞かされ、受け取ってもらえないばかりかクレームになったとします。担当者は非常に動揺し、怒りが湧いてくるでしょう。

このように、自分が不条理な要求に怒りを感じていると正しく把握することが、感情の識別です。

感情の利用

感情の利用とは、自分の感情をその場にふさわしい形で表現する能力です。「動揺」や「怒り」などのマイナスの感情をコントロールする大切なステップです。

たとえば、これまで誠実な対応をしてきたにもかかわらず、不条理な要求に怒りを感じた担当者は、瞬発的に怒鳴り返そうとします。しかし、それではクレーム対応どころか、企業同士の関係も悪くなってしまうでしょう。そこで、いったんは相手の話をもう少し聞いてみることにしました。

このように、シチュエーションに合わせて、感情を適切にコントロールすることが、感情の利用です。

感情の理解

感情の理解とは、自分や相手の感情がどのような理由で沸き起こったのかを理解する能力です。どういった理由でクレームとなり、自分はそれに対して怒りを感じているのか、相手の話を聴くことでそれぞれの理由を理解しようとします。

聞けば、相手企業も新規事業の立ち上げで予算が厳しく、今後はより高性能の商品をこれまでどおりの価格で買いたいという考えがありました。その要望を他の担当が聞き取っていたものの、今日の担当者に引き継がれず、引継ぎがなされなかったことに対して憤慨しているのです。すぐの対応は必要がなく、謝罪して検討を続けると伝え、その場は収まりました。

このように、対話の中で相手の感情を読み取り、自分もそれに合わせて対応するのが感情の利用です。

感情の調整

感情の調整とは、「感情の識別」「感情の利用」「感情の理解」によって把握した感情を調整し、その場に適した行動につなげる能力です。その場で望まれる行動を取れるように調整を行います。

状況を整理すると、相手企業は、担当者間の引継ぎが上手くいかなかったために、ないがしろにされたような気持ちになって憤慨したようです。今回の取引商品には問題がなく、検討を続けることで十分に納得が得られたことで、一件落着しました。

もしもこのようなプロセスを踏まず、担当者が怒りの感情をあらわにしていれば、企業間の今後の関係は悲惨なものになっていたかもしれません。

EQの効果的な使い方・活用方法

EQの効果的な使い方・活用方法

高いEQを持っている人は、人との関わりをスムーズにできることはもちろん、自分のモチベーションを高い位置で維持できるなど、多くのメリットがあります。ここでは、EQをビジネスでどのように活用していくのかについて解説します。

自分の感情のくせを知る

普段から、自分の感情が、どのようなタイミングでどのように動くのかを知っておきましょう。例を挙げると、「不安が押し寄せると思ってもいない行動を取ってしまう」、「怒るとなりふり構わず怒鳴り散らしてしまう」など、起きた事柄に対して自分の感情がどのように反応するかを把握するということです。

不安は、積み上げた準備の上で成功した自分のイメージを思い浮かべるなどの対処で払しょくできるケースもあります。怒りは、すぐに口を開かず数秒黙ることで、瞬間的な感情が消えていく場合があります。

感情のくせを知っていれば、外からの刺激を受けた際に、感情に振り回さないよう多少なりともブレーキをかけることができるでしょう。

相手の感情に寄り添う

EQの高い人は、自分の感情だけでなく、相手の感情の動きにも敏感です。喜びや悲しみ、怒りなどの感情を抱えている仲間に寄り添って、共有できることも、良い人間関係を築くには大切なことといえるでしょう。

場面ごとに適切な対応ができる

EQの高い人は、感情に振り回されず、場面に応じて適切な対応ができます。

たとえば、クライアントの言葉に怒りを感じたからと言って、その場で感情のままに反論しては、うまくいくはずの商談も失敗してしまうかもしれません。そうなれば、個人間ではなく企業間の問題にも発展します。

そこで、「今は怒りを表現すべきところではない」と判断し、怒りを飲み込めるのが、EQの高い人なのです。怒りを感じたら、言葉を発せず数秒口を閉じるなど、アンガーマネジメントについても理解を深めておくと良いでしょう。

モチベーションをキープする

ビジネスには失敗はつきもので、避けて通ることはできません。失敗はモチベーションを下げてしまいますし、次のチャレンジへの勇気を奪ってしまう場合もあります。

ですが、この失敗があったからこそ気づけたこと、得たものもあったと考えられるのがEQの高い人です。繰り返しの単純作業など、モチベーションを保ちにくい業務にあたっているときも同様です。

「この作業は会社のためになる」「自分の経験になる」など、指示されたからではなく自分の意志で取り組めるように感情を調整します。

まとめ

EQは、ビジネスにおいて今や必須の能力です。EQの高い人材が社内にいることで、コミュニケーションの円滑化や、モチベーションの維持など、多くのメリットが享受できます。

そのためには、まず社員のEQを把握するのが近道です。そこで、EQ検査の一つである「EQGW」の受検をおすすめします。

EQGW

「EQGW」では、自分自身の感情のくせや、ビジネスで活かすべき強みを導き出し、面接でのフィードバックで行動変容の指針をお伝えします。組織のリーダーや役員には、マネジメントや組織構築のためのアドバイスを行います。

「EQGW」の導入により、社員が個々に自分の感情を認識し、状況に応じ適切にコントロールできている結果も報告されており、短期間での職場の多様化に成功し、バランスの良い組織になったという声も届いています。「EQGW」受検後には必要に応じて、EQを高めるための研修も可能です。自分の感情をコントロールすることなどできるのか、と考える方も多いでしょう。

自分や周りの人の感情を把握し、コントロールする能力は、適切なトレーニングで高められます。もちろん容易ではありませんが、社内外を含め、相手との信頼関係を構築するためには、一定のコントロールができることが望ましいことは間違いありません。

人に自分の気持ちを伝えられずに悩んでいる方や、怒りっぽい人が職場にいて困っている経営者のお役に立てる内容です。組織のEQを測定することで、改善を図ってみませんか?

ABOUT US

株式会社グロースウェル 代表取締役。顧問先20社支援中、社長の平均年齢35歳。システム部門やプロダクトチームの組織的な3つの問題を解決する。累計500名超国内トップクラスのEQベースのビジネスカウンセラー
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